aws-cliでELBを作る時の設定漏れを防ぐ
aws-cliが大好きな菅野です。
既存のELBと同じ設定内容のELBを作る作業が3台分発生したのですが、
マネジメントコンソールだと作業内容が残せないので後で活用できないことや
「設定したはず」といった作業漏れを防ぐ目的でcliで作業をする事になりました。
しかし、aws-cliを使って作業するとしても以下のような懸念があります
- ELBを作る時のコマンドがとても長いのでチェックしても不安が残る
- ヘルスチェックの設定は別コマンドといった感じでいくつものコマンドが必要
- 3台分のコマンドをミス無く作成しなければいけない
これらの問題を解消するには、必要な設定内容が一目でわかること、
その設定から必要なコマンドを自動で作成できることが必要となり
今回はExcelでツール?を作ってみました。
今回の目標
- ELB構築時の履歴が残せるようにcliを使う
- ELBの設定内容を確認し易いようにExcelの1シート内に収める
- Excelの関数を使ってcliのコマンドを自動作成する
それではマネジメントコンソールの日本語訳がいけてないなとか思いつつ作成開始です。
作成しました
画面はこんな感じになっています。入力するセルは黄色にしてあるので確認し易いはず!
各項目名は日本語のマネジメントコンソールに合わせてありますので、
英語に慣れている人にはかえって分かり難いかもしれません。
必要な情報を入力するとこんな感じでコマンドが生成されます
実行してみます
以下のようなスクリプトを作成し、先ほど生成されたコマンドを最後に貼り付けてください
#!/bin/sh # デフォルトリージョンを指定 REGION="ap-northeast-1" # アクセスキー等をexport export AWS_ACCESS_KEY_ID='' export AWS_SECRET_ACCESS_KEY='' export AWS_DEFAULT_REGION=${REGION} # この下にコマンドを貼り付け
実行してみました
では実行して、結果をマネジメントコンソールで確認します
設定した通りにELBが構築されているのでOKですね
なかなかいい感じでできました
aws-cliのコマンドを使う事で作業の履歴を残しつつ、設定内容の確認が楽になるツールが作れました。
後は既存のELBの設定を入力するだけなので、3台分だとしても大した作業じゃなくなると思います。
また、このExcelシートでは簡単な関数しか使っていないので、カスタマイズも簡単にできます。
興味がある方はダウンロードして触ってみてください。
証明書のあたりの設定がありませんが、そこはマネジメントコンソールでお願いします!
今回作成したExcelファイル
参考ページ
これらのページを参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
elb - AWS CLI 1.10.19 Command Reference